役職/副部長
氏名/井田 諭 |
専門医 認定医 |
日本糖尿病学会 糖尿病専門医・指導医 日本老年医学会 老年科専門医・指導医 日本内科学会 総合内科専門医・指導医 日本専門医機構内分泌代謝・糖尿病内科領域専門研修暫定指導医 日本内科学会 内科認定医 日本内分泌学会 日本サルコペニア・悪液質・消耗性疾患研究会 三重大学医学部臨床准教授 Master of Public health(M.P.H) |
専門領域 | 糖尿病 内分泌代謝 |
役職/医師
氏名/今髙 加奈子 |
所属学会 認定医等 |
日本内科学会認定医 日本糖尿病学会専門医 日本内分泌学会 日本専門医機構内分泌代謝・糖尿病内科領域専門研修暫定指導医 |
専門領域 | 糖尿病 内分泌代謝 |
役職/医師
氏名/ 東 謙太郎 |
所属学会 認定医等 |
日本内科学会認定医 日本糖尿病学会 日本感染症学会 日本内分泌学会 日本救急医学会 日本医師会認定産業医 米国内科学会(ACP) |
専門領域 | 一般内科 糖尿病・内分泌 感染症 家庭医療 |
役職/医師
氏名/勝木 啓太郎 |
所属学会 認定医等 |
日本内科学会 |
専門領域 | 糖尿病 内分泌代謝 |
役職/医師
氏名/ 田中 辰弥 |
所属学会 認定医等 |
日本内科学会 |
専門領域 | 糖尿病 内分泌代謝 |
役職/嘱託医師
産業医 健診センター長 氏名/村田 和也 |
所属学会 認定医等 |
日本内科学会認定医・指導医 日本糖尿病学会専門医・指導医・評議員 日本内分泌学会 日本医師会認定産業医 |
専門領域 | 糖尿病 内分泌代謝 |
糖尿病にとって<教育は治療そのもの>に代表される如く、初期教育ほど重要なものはない。
そのサポートに重要な役割を担うのが、日本糖尿病療養指導士である。当院では、30名を超える糖尿病療養指導士が活躍中である。この数は全国でもトップレベルである。
この病気に対するメディカルスタッフの積極的な治療への姿勢がうかがわれ、今後の期待がさらに膨らむ。平成19年フットケア外来も順調にスタートし、現在では年間約560名の患者に対応するまでになった。
現在外来初期教育の一貫として医師、管理栄養士、薬剤師、看護師、臨床検査技師、理学療法士により2ヶ月に1回「糖尿病教室」を行い、患者さんのみならず家族の方々にも積極的に参加をしてもらっている。
また、入院患者さんには以前よりクリティカルパスを取り入れ、2週間教育指導を行っていたが、患者さんのニーズに合わせて10日間の形態に変更した。
これは、上記スタッフ(日本糖尿病療養指導士が中心)に歯科衛生士、臨床心理士を加え、お互いに情報交換を行いながら協力し、系統的なプログラムを組んでいる。
1コースを最高4名までとし、目の届く範囲内できめ細かい指導を目的としている。
現在修了者は2,516名を越え良好なコントロールが得られているケースが多い。患者さんや開業医の先生方からも好評である。
また、病診連携も積極的に取り入れ、難渋する症例や逆紹介した患者さんの継続診療に対して、開業医の先生方と定期的に勉強会を開いて親睦を図っている。
さらに平成9年4月に日本糖尿病協会三重県支部分会である(やまだ糖友会)を発足し、患者さんのみならずコメディカルスタッフも多数参加し、会員数も順調に増加している。
チーム医療とは患者さんも参加することで完成したものとなり、今後もより完成度の高いものへと追及していきたいと考えている。
【当科で開発した調査票のご紹介】
① SARC-F(日本語版) PDF
・サルコペニアのスクリーニングとして開発された調査票です。5つの質問からなり、3段階で回答します。 回答に応じ0点、1点、2点が配点され、合計0~10点、4点以上の場合にサルコペニアの可能性ありと判定 します。使用制限はありませんので、診療や研究などにお役立てください。
Ida S, Murata K, Nakadachi D, Ishihara Y, Imataka K, Uchida A, et al. Development of a Japanese version of the SARC-F for diabetic patients: an examination of reliability and validity. Aging Clin Exp Res 2017 Oct;29(5):935-942.
② D-CASS(日本語版) PDF
・糖尿病患者さんに対する家族のサポート困難感を評価する調査票です。11の質問からなり、ご家族には非常に困難~非常に容易の7段階で回答してもらいます。合計11~77点であり、得点が低いほど糖尿病患者さんに対するサポート困難感が強いと判定します。使用制限はありませんので、診療や研究などにお役立てください。
Ida S, Kaneko R, Imataka K, et al. Preparation of the Japanese Version of the Diabetes Caregiver Activity and Support Scale and Verification of Its Reliability and Validity. Diabetes Educ. 2020;46(5):475-484.
③ STCD₂(日本語版) PDF
・糖尿病患者さんの治療に対してご家族がどの程度満足しているかを評価する調査票です。7つの質問からなり、ご家族には満足~不満足の5段階で回答してもらいます。合計7~35点であり、得点が高いほど糖尿病治療に対する家族の満足度が高いと判定します。使用制限はありませんので、診療や研究などにお役立てください。
Ida S, Kaneko R, Imataka K, et al. Preparation, Reliability, and Validity of a Japanese Version of the "Satisfaction of Treatment among Caregivers of Dependent Type 2 Diabetic Patients" Questionnaire. J Diabetes Res. 2020;2020:4960130.
④ 腰臍(こしへそ)テスト
・内臓脂肪型肥満に対する簡便なスクリーニング方法を開発しました。方法は以下です。
(1)立位となり、腕を垂直におろし、腕を体の側面に着ける。
(2)腕と腸骨上縁(こし)との接点に同側の親指を固定。
(3)人差し指を臍(へそ)に向け延ばす。
・人差し指が臍に届き、かつ指と腹壁に隙間がある場合をSmaller、人差し指が臍に届き、かつ指と腹壁に隙間がない場合をJust-fit、人差し指が臍に届かない場合をBiggerとします。
・男性ではJust-fitあるいはBiggerの場合、女性ではBiggerの場合に内臓脂肪型肥満を疑います。
・セルフチェックも可能ですので診療や保健指導などにお役立てください。
Ida S, Kaneko R, Imataka K, Okubo K, Azuma K, Murata K. ["Koshi-heso"(waist-umbilicus) test: A novel screening method for visceral fatty obesity]. Nihon Ronen Igakkai Zasshi. 2023;60(2):168-176. Japanese.
⑤ SPBD調査票 PDF
・糖尿病患者さんの社会参加(運動や趣味などの活動、あるいは仕事)に対する障壁を評価する調査票です。10の質問からなり、“そう思う”~“まったくそう思わない”の4段階で回答してもらいます。合計10~40点であり、得点が高いほど社会参加に対する障壁が大きいと判定します。また、何が社会参加の障壁となっているかを確認することができ、対策を立てることもできます。
使用制限はありませんので、診療や研究などにお役立てください。
Ida S, Imataka K, Morii S, Murata K. Development of the "Social Participation Barriers in Patients With Diabetes" Questionnaire for Older Patients With Diabetes and Evaluation of its Reliability and Validity. Gerontol Geriatr Med. 2024;10:23337214241239217.