役職/部長
氏名/福家 智仁 |
所属学会 認定医等 |
日本耳鼻咽喉科学会専門医・指導医 日本頭頸部外科学会頭頸部がん専門医・指導医 日本気管食道科学会専門医 日本内分泌外科学会内分泌外科専門医 日本がん治療学会がん治療認定医 日本嚥下医学会認定嚥下相談医 日本頭頸部癌学会 日本耳科学会認定医 日本口腔咽頭科学会 日本喉頭科学会 日本耳鼻咽喉科臨床学会 日本摂食嚥下リハビリテーション学会 日本鼻科学会 |
専門領域 |
頭頸部癌 嚥下機能改善 甲状腺外科 |
役職/副部長
氏名/金児 真美佳 |
所属学会 認定医等 |
日本耳鼻咽喉科学会専門医・指導医 日本耳鼻咽喉科学会認定補聴器相談医 日本気管食道科学会専門医 日本がん治療学会がん治療認定医 日本頭頸部癌学会 日本頭頸部外科学会 日本耳科学会 日本口腔咽頭科学会 日本喉頭科学会 日本耳鼻咽喉科臨床学会 日本内分泌外科学会 |
専門領域 |
耳鼻咽喉科全般 頭頸部外科 鼻内副鼻腔手術 |
役職/副部長
氏名/濵口 宣子 |
所属学会 認定医等 |
日本耳鼻咽喉科学会専門医・指導医 日本頭頸部外科学会頭頸部がん専門医 日本気管食道科学会 日本頭頸部癌学会 |
専門領域 | 耳鼻咽喉科全般 頭頸部癌 |
役職/医師
氏名/小林 大介 |
所属学会 認定医等 |
日本耳鼻咽喉科学会専門医 日本気管食道科学会 日本頭頸部外科学会 日本耳科学会 日本口腔咽頭科学会 日本内分泌外科学会 日本頭頸部癌学会 日本喉頭科学会 日本耳鼻咽喉科臨床学会 日本嚥下医学会 |
専門領域 |
耳鼻咽喉科全般 頭頸部外科 |
役職/医師
氏名/出口 峻大 |
所属学会 認定医等 |
日本耳鼻咽喉科学会 |
専門領域 | 耳鼻咽喉科全般 |
●耳関連疾患
中耳炎に対しては、症状を改善させるべく病態を把握し、聴力改善の可能性のある場合には積極的に手術を行っています。 手術は原則5日間の入院で全身麻酔下にて行っています。
突発性難聴など急性期感音難聴に対しては、MRIなどの画像診断も駆使してその原因を特定し、ステロイド点滴を行っています。ステロイド点滴でも改善が乏しい場合は、外来での鼓室内ステロイド局注も行っています。
めまいに対しては、全例においてMRIによる中枢性疾患の除外診断を行い、前庭機能検査などで原因を特定し、耳石置換などの理学療法、リハビリを行っています。
原因のほとんどが耳鼻咽喉科領域にある顔面神経麻痺に対しては、MRIで内耳・耳下腺の検索を行った上で、ステロイドの内服または点滴治療を行っています。
回復が悲観的な高度麻痺に対しては積極的に顔面神経減荷術を行っています。
●鼻疾患
内服薬で症状の改善が見られない慢性副鼻腔炎に対しては、全身麻酔下での鼻内内視鏡手術を行っています。 合併症のない確実な手術のために、術中ナビゲーションシステムを導入しております。
難治性の好酸球性副鼻腔炎に対しては、デュピクセントの処方も行っています。アレルギー性鼻炎に対しては、抗アレルギー内服薬やステロイド噴霧薬での症状抑制を目指しますが、薬剤抵抗性の鼻炎に対しては、アルコンプラズマを用いた鼻内内視鏡手術も行っております。
●扁桃疾患
習慣性扁桃炎に対する扁桃摘出手術を5日間の入院で、全身麻酔下に行っております。
小児の睡眠時無呼吸症候群においても、扁桃腺・アデノイドが原因の場合には、同様な手術を行っております。
●喉頭疾患
嗄声(声がれ)のある場合には、喉頭内視鏡・喉頭ストロボスコープ・音響分析を駆使した原因検索を行い、的確な音声改善を目指しております。
声帯ポリープなどの喉頭微細手術は、3日間の入院で全身麻酔下に行っております。
声帯麻痺に対しては、CTや上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)を用いて原因を検索します。
麻痺が固定してしまった場合には、局所麻酔下での喉頭形成術や全身麻酔下での披裂軟骨内転術・反回神経再建術も行っております。
●甲状腺疾患
甲状腺腫瘍に対してはエコーで腫瘍の性質を推測し、必要に応じて穿刺吸引細胞診での質的診断(良性・悪性の鑑別)を行っております。
悪性の場合でも、手術の要否を的確に判定し、サイズの小さなおとなしい微小癌では手術を行わず経過追跡することもあります。
手術が必要と考えられた場合には必要十分な切除を行い、反回神経を合併切除せざるを得ない場合には神経即時再建も行っております。
癌の手術後は長期にわたる追跡を行いますが、連携施設との後方支援パスを用いてお近くの診療所での追跡も可能です。
バセドウ病に対しては、薬剤療法・放射線アイソトープ治療・手術のいずれにも対応できる体制にあります。
薬剤療法では、計画的な漸減方法を用いて寛解率の向上を目指しております。
手術療法では、合併症の無い甲状腺全摘を行っております。
●嚥下障害
嚥下造影検査と嚥下内視鏡検査を用いて障害の原因を特定します。
原因に応じて嚥下リハビリを計画し、改善が困難な場合には嚥下改善手術や嚥下防止術も行っております。
●頭頸部癌
舌口腔癌・鼻副鼻腔癌・咽頭喉頭癌など頭頸部領域のあらゆる癌に対して、音声・嚥下機能に配慮した治療法を選択しております。
手術が優先される場合には、合併症の少ない確実な切除を行い、場合によっては遊離組織移植を駆使した欠損部再建も行っております。
手術が困難な場合には、放射線科による動注化学療法を含めた放射線治療や、腫瘍内科による抗癌剤治療・分子標的薬治療・免疫療法も可能です。
2023年手術件数 | ||||||
耳科手術 | 計109件 | |||||
鼓室形成術 | 30 | |||||
乳突削開術 | 25 | |||||
鼓膜形成術 | 4 | |||||
顔面神経減圧手術 | 4 | |||||
外耳道異物除去術 | 3 | |||||
先天性耳瘻管摘出術 | 7 | |||||
耳茸摘出術 | 3 | |||||
外耳道形成術 | 2 | |||||
鼓膜切開術 | 14 | |||||
鼓膜チューブ挿入術 | 16 | |||||
内耳窓閉鎖術 | 1 | |||||
鼻科手術 | 計220件 | |||||
内視鏡下鼻・副鼻腔手術 | 計165件 | |||||
下甲介粘膜焼灼術 | 3 | |||||
内視鏡下鼻・副鼻腔手術2型(副鼻腔単洞手術) | 4 | |||||
内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) | 24 | |||||
内視鏡下鼻・副鼻腔手術4型(汎副鼻腔手術) | 43 | |||||
副鼻腔腫瘍摘出術 | 8 | |||||
副鼻腔悪性腫瘍手術 | 1 | |||||
経鼻腔的翼突管神経切除術 | 4 | |||||
内視鏡下鼻中隔手術1型(骨、軟骨手術) | 53 | |||||
内視鏡下鼻腔手術1型(下鼻甲介手術) | 24 | |||||
眼窩骨折観血的手術 | 1 | |||||
鼻腔粘膜焼灼術 | 38 | |||||
鼻骨骨折整復固定術 | 11 | |||||
鼻骨骨折徒手整復術 | 2 | |||||
鼻内異物摘出術 | 1 | |||||
粘膜下下鼻甲介骨切除術 | 1 | |||||
鼻中隔矯正術 | 2 | |||||
口腔咽喉頭手術 | 計246件 | |||||
扁桃摘出術 | 85 | |||||
アデノイド切除術 | 21 | |||||
舌、口腔、咽頭腫瘍摘出術 | 計32件 | |||||
上咽頭腫瘍摘出術 | 1 | |||||
中咽頭腫瘍摘出術 | 6 | |||||
下咽頭腫瘍摘出術 | 2 | |||||
咽頭悪性腫瘍手術 | 2 | |||||
鏡視下咽頭悪性腫瘍手術 | 6 | |||||
口蓋腫瘍摘出術 | 2 | |||||
口腔底悪性腫瘍手術 | 1 | |||||
舌腫瘍摘出術 | 4 | |||||
舌悪性腫瘍手術 | 2 | |||||
口唇腫瘍摘出術 | 3 | |||||
口腔・顎・顔面悪性腫瘍切除術 | 3 | |||||
喉頭微細手術 | 計30件 | |||||
喉頭・声帯ポリープ切除術(直達鏡またはファイバースコープによるもの) | 13 | |||||
喉頭蓋切除術 | 1 | |||||
喉頭蓋嚢腫摘出術 | 1 | |||||
喉頭腫瘍摘出術(直達鏡によるもの) | 15 | |||||
嚥下機能改善手術、誤嚥防止手術、音声機能手術 | 計9件 | |||||
喉頭粘膜下異物挿入術 | 3 | |||||
期間切開孔閉鎖術 | 4 | |||||
喉頭形成術 | 1 | |||||
気管口狭窄開大術 | 1 | |||||
気管切開術 | 22 | |||||
扁桃周囲腫瘍切開術 | 34 | |||||
咽頭異物摘出術 | 7 | |||||
深頚部膿瘍切開術 | 6 | |||||
頭頸部手術 | 計211件 | |||||
頸部郭清術 | 19件 | |||||
頭頸部腫瘍手術 | 計166件 | |||||
耳介腫瘍摘出術 | 6 | |||||
外耳道腫瘍摘出術 | 2 | |||||
喉頭悪性腫瘍手術 | 7 | |||||
喉頭・下咽頭悪性腫瘍手術 | 2 | |||||
上顎骨悪性腫瘍手術 | 1 | |||||
顎下腺腫瘍摘出術 | 1 | |||||
顎下腺摘出術 | 7 | |||||
顎下腺悪性腫瘍 | 2 | |||||
耳下腺腫瘍摘出術 | 18 | |||||
甲状腺良性腫瘍摘出術 | 22 | |||||
バセドウ病手術 | 6 | |||||
甲状腺悪性腫瘍摘出術 | 33 | |||||
副甲状腺腫瘍摘出術 | 9 | |||||
頸瘻・頸嚢摘出術 | 4 | |||||
リンパ節摘出術 | 41 | |||||
動脈(皮)弁術、筋(皮)弁術 | 3 | |||||
遊離皮弁術 | 2 | |||||
その他の頭頸部手術 | 計26件 | |||||
頬骨骨折観血的整復術 | 4 | |||||
唾石摘出術 | 4 | |||||
抗悪性腫瘍剤動脈内持続注入用埋込型カテーテル設置 | 17 | |||||
血管塞栓術 | 1 |
【学会発表】
日本頭頸部外科学会:2023年1月
・バセドウ病に対する甲状腺全摘術の合併症
福家 智仁
・喉頭摘出を行った超高齢喉頭進行癌
竹市 憲人
・術前画像検査から骨転移が判明した甲状腺濾胞癌
東海頭頸部腫瘍研究会:2023年2月
・転移により判明した甲状腺濾胞癌症例-骨転移症例を中心に-
福家 智仁
日本嚥下医学会:2023年3月
・咀嚼困難、嚥下困難を呈した破傷風の1例
福家 智仁
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会:2023年5月
・甲状腺下極に接して発生した気管支原性嚢胞の1例
福家 智仁
・下頸部に発生した嚢胞性上皮内癌-鰓性癌疑いまたは胸腺由来癌などとの鑑別-
竹市 憲人
東海地方部会:2023年6月
・気管狭窄をきたした頭頸部腫瘍に対する気管ステント留置例
福家 智仁
日本頭頸部癌学会:2023年6月
・再発・転移頭頸部癌に対するペムブロリズマブの効果とirAE
福家 智仁
・当科における甲状腺微小乳頭癌に対する治療方針とその現状
濵口 宣子
日本鼻科学会:2023年9月
・低用量フルオレセインの髄腔投与が漏出部位同定に有効であった外傷性髄液鼻漏例
福家 智仁
・外傷性眼窩内血腫に対して緊急減圧術を施行し、失明を回避した一例
竹市 憲人
日本耳科学会:2023年11月
・上顎癌、中咽頭癌治療後に発生した外耳道癌の1例
福家 智仁
東海地方部会:2023年12月
・鼻腔、咽頭に偽膜を形成したコリネバクテリウム・ウルセランス感染症
福家 智仁
【論文】
低用量フルオレセインの髄腔内投与が漏出部位同定に有効であった外傷性髄液鼻漏例
福家 智仁 他 日耳鼻126:46-51、2023
上顎癌治療後に判明した神経内分泌癌の頸部転移例
福家 智仁 他 耳喉頭頸95(2):172-177、2023
抜歯、歯根端切除を行わずendoscopic modified maxillectomy(EMMM)のみで根治した歯根嚢胞例
福家 智仁 他 耳鼻喉頭95(7):567-571、2023
上顎洞、口腔扁桃、舌根、外耳道に生じた異時性4重癌
福家 智仁 他 耳鼻喉頭95(7):558-562、2023
鼻腔内に生じた孤立性骨病変の1例
福家 智仁 他 耳鼻喉頭95(9):756-759、2023