伊勢赤十字病院の看護部は、高度急性期医療を担う地域の病院として、「一人ひとりを大切に、その人の『よりよく生きる』を支える看護」を目指しています。
救急や急性期においては、状態の変化を見極め適切な処置を行うことによっていのちを守るとともに、身体的・精神的な回復を促し、早期に退院ができるような支援を行っています。さらに継続した療養ができるように、各施設や地域と連携しながら、患者さん一人一人の生き方や思いに寄り添った看護を目指しています。
昨今、新型コロナウイルスの感染拡大にみられる新興感染症や気候変動による自然災害発生への脅威、加速する高齢化、経済不安など保健・医療・福祉への課題は山積しています。
この困難な状況においても、当院は地域の中核病院として、病院機能を維持していかなくてはなりません。当院は、これまでもさまざまな困難や課題にみんなの知恵と行動力で立ち向かってきました。「困っている人を助けたい、力になりたい」という思いが、その原動力となり、一人一人が赤十字職員としての使命を認識し、役割を果たすことが大きな力となって、さまざまな困難を乗り越えてきています。
看護部は今まで以上に “苦しんでいる人を助けたい”という思いを一つにして、みんなの知恵と行動力で、安心・安全の看護を届けたいと思います。また、看護を提供する職員の働きやすさをさらに追求し、職員の一人ひとりを互いに大切にする力を借りながら職員の満足度の高い職場をつくっていきたいと考えています。
令和6年6月
看護部長 松嵜 美紀
一人ひとりを大切に、その人の「よりよく生きる」を支える看護を提供します
1.生活の質を維持し、人としての尊厳を守ります
2.患者の自然治癒力を高めるために、身体的・精神的・社会的・スピリチュアル的側面
から支援します
3.高度化・複雑化・多様化した医療において、患者が「より良く生きる」ための意思決定
を支援します
4.多職種・地域と連携・協働し、「地域で生活する」ためのつなぐ支援を行います
5.一人一人の専門職としての成長を支援します
6.互いが大切にされていると感じ、前向きに取り組める職場風土を創ります
7.スタッフのワークライフバランスの充実を図ります
8.患者にとって効率的・効果的な看護で、病院経営に参画します
急性期・救急医療において患者個々のニーズに対応し早期退院に向けて支援する
看護部スタッフ (令和6年4月) |
看護職員 | 734名 (女性677名 男性57名) |
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助産師 | 27名 | ||
認定看護管理者 | 3名 | ||
専門看護師 がん看護 精神看護 老人看護 急性・重症患者看護 |
1名 1名 1名 1名 |
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認定看護師 がん化学療法看護 がん性疼痛看護 感染管理 緩和ケア 集中ケア 手術看護 糖尿病看護 皮膚・排泄ケア クリティカルケア 透析看護 新生児集中ケア 心不全看護 認知症看護 がん放射線療法看護 摂食・嚥下障害看護 |
2名 1名 2名 2名 2名 2名 2名 1名 1名 1名 1名 1名 2名 1名 1名 |
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特定行為研修修了看護師 特定行為区分 呼吸器(気道確保に係るもの)関連 呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連 栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連 循環動態に係る薬剤投与関連 血糖コントロールに係る薬剤投与関連 |
5名 | ||
看護助手(ナースエイド) | 56名 | ||
入院基本料 | 急性期一般病棟入院基本料(看護配置7:1)15病棟 542床 | ||
特定入院料等 | 救命救急入院料1(救急病棟 12床) 特別集中治療室管理料3(ICU/CCU 8床) ハイケアユニット入院医療管理料(HCU 12床) 新生児特定集中治療室管理料(NICU 9床) 新生児治療回復室入院医療管理料(GCU 6床) 脳卒中ケアユニット入院医療管理料(SCU 6床) 小児入院医療管理料3(3B2 23床) 緩和ケア病棟入院料(5G 20床) 精神科身体合併症病棟(MPU 9床) |
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勤務体制 | 二交替・三交替制 一部当直制 | ||
看護方式 | セル看護提供方式(一部 受持ち制チームナーシング,ペア担当制) | ||