役職/部長
氏名/中里 公亮 |
所属学会 認定医等 |
日本形成外科学会専門医 日本創傷外科学会 日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会責任医師 |
専門領域 |
小児形成外科 眼瞼の形成外科 |
役職/医師
氏名/大島 祐希 |
所属学会 認定医等 |
日本形成外科学会 |
専門領域 |
診療内容
平成24年1月より形成外科の診療を開始しました。
形成外科は主に外傷や熱傷、先天異常などによる形態的、機能的障害に対して手術的に治療を行う外科の一分野です。
当科の扱う疾患は頭から足先まで全身にわたって非常に多岐に及びます。
基本的には外見で異常が分かるものを中心に扱うと考えればよいかと思います。
当院は、以下の疾患を中心に各種形成外科診療を行っています。
対象疾患
1.新鮮熱傷・やけどの治療全般を扱います。 比較的軽傷のやけどに対しては、自宅での入浴後の軟膏処置となります。 深いやけどについては入院のうえ皮膚移植などの治療も可能です。 やけどのあと(熱傷瘢痕)の治療も行っています。
2.顔面骨骨折及び顔面軟部組織損傷を扱っています。 顔面の軟部組織損傷に対しては、形成外科的な縫合法で、傷あと(瘢痕)が最小限に済むようにしています。 顔面骨骨折では鼻骨骨折、頬骨骨折、眼窩底骨折を扱っています。 耳鼻いんこう科・歯科口腔外科・眼科などとも協力し、機能的にはもちろん整容的美容的にも適切な治療を行えるような体制を整えています。
3.口唇口蓋裂手術については、口腔外科・矯正歯科・耳鼻いんこう科・小児科・麻酔科などの専門治療班によるチーム医療が重要ですので大学病院などの施設を希望に応じて紹介しています。
4.手、足の先天異常(多指症や合指症)の治療を扱っています。 また、外傷及び熱傷後の拘縮などによる手指変形についても扱っています。
5.その他の生まれつきの眼瞼下垂・瞼裂狭小・眼瞼内反などの眼瞼異常や、小耳症・埋没耳・耳垂裂・副耳などの耳介変形といった顔面先天異常の形成術を扱っています。 また、全身の各種先天異常の治療を扱っています。
6.母斑、血管腫、良性腫瘍表皮母斑や脂腺母斑、黒子(ほくろ)、血管腫などに対する手術治療を行っています。 粉瘤や脂肪腫、ガングリオンなどの皮膚・皮下腫瘍についても、手術痕ができるだけ目立たないように形成外科的手法を用いた日帰り手術を行っています。あざの種類によっては、そのあざに専用のレーザーによる治療に適したものがあり、他院をご紹介させていただく場合がありますのでご了承ください。
7.悪性腫瘍及びそれに関連する再建悪性腫瘍切除に伴い広範な組織欠損が生じた場合の再建手術を形成外科で担当しています。
8.瘢痕、瘢痕拘縮、ケロイド外傷や熱傷、手術などのきずあと(瘢痕・瘢痕拘縮)に対する形成術を扱っています。 過去の外傷のきずあとも、形成外科的な縫合法で目立ちにくくすることができる場合があります。 難治性のケロイドに対しての、軟膏や貼付薬などによる保存療法も扱っています。
9.褥瘡、難治性潰瘍治癒が遷延している慢性期の褥瘡(床ずれ)に対して外来通院でケア指導を行っています。 自然治癒が難しい場合は、手術による治療も行います。
10.美容外科は現在行っておりません。 加齢による眼瞼の形態変化については、機能的に問題があれば、健康保険で手術可能な場合があります。 加齢による眼瞼下垂、眼瞼内反症などが対象になります。 腋臭症も症状が強い場合は健康保険で手術できる場合があります。 詳細はお問い合わせください。
11.その他 陥入爪(痛みのある巻爪)に対して、翌日から入浴できるような治療法を行っています。
その他、非常に多岐にわたる疾患を扱っておりますので、お気軽にご相談ください。