FPD搭載一般撮影装置
FPD(フラットパネルディテクタ)とは平面型検出器の略語です。
開院と同時に新規導入された装置では、低線量・高画質な画像の提供ができ、撮影後、瞬時に画像の確認をすることが可能です。
この装置の特徴を活かした以下の撮影も行っています。
① Volume RAD(トモシンセシス)
取得した多数の画像情報をもとに、任意の深さの断層像を作成するシステムです。一般撮影では分かりにくい骨折等も観察可能にすることもできます。
② デュアルエナジーサブトラクション
2種類の異なる管電圧で撮影した2枚の撮影データから、単純画像に加え、骨を除いた軟部組織画像および骨組織画像を作成するシステムです。胸部・腹部領域等の検査に適用できます。
③ オートイメージペースト
これまで煩雑であった長尺撮影を全自動で行うシステムです。複数の画像を自動的に収集し、各画像の位置や濃度を適切に調整した上で瞬時に合成します。全脊椎、全下肢領域における撮影をより一層スムーズにすることが出来ます。
病棟撮影・救急外来フロアでの撮影には、各階にポータブル撮影装置とモバイルFPDを設置して迅速な対応をしています。
またフィルムレスシステムの導入によりモニター診断を行っています。撮影した画像をリアルタイムに医師へ提供し診断できることが特徴です。
我々診療放射線技師は、装置の特徴を利用してX線被ばくの低減に努めています。
現在、当院で稼働している装置を紹介します。
● GEヘルスケア・ジャパン株式会社 Discovery XR650:4台
● GEヘルスケア・ジャパン株式会社 Definium 6000:1台(健診胸部撮影専用機)
● 富士フイルムメディカル株式会社 FUJIFILM DR CALNEO Flow
FUJIFILM DR CALNEO GL
FUJIFILM DR CALNEO Flow モバイル


Discovery XR650


FPD
検査時の注意事項
撮影室にて検査を行う際、必要に応じて、更衣をお願いすることがあります。
撮影部位にボタン・ファスナー・金属類・衣服の重なり・文字のプリント・衣服のゴム等がある場合、画像診断の妨げとなることがありますので、なるべく無地のTシャツ等の着用をお願いします。
検査着が必要な場合は、担当者が準備いたしますので、お申し出下さい。
不明な点や相談がございましたら、担当スタッフにお尋ねください。