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東日本大震災に対する当院の対応

東日本大震災 第9班 救護活動報告

【派遣期間】 平成23年 4月 28日 ~ 5月 2日  
【活動場所】 宮城県石巻市内第7エリア湊小学校
【班員編成】
 班長 小島 裕治(内科)
 看護師長 田中 ゆう子(南6病棟)
 看護師 中北 晶美(西2病棟)
 看護師 東浦 紫(東2病棟)
 主事 服部 公紀(薬剤部)
 主事 中野 和彦(放射線科)
 こころのケア 長谷川 智規(神経科)
 調整員 荒木 伸浩(建設課)

【活動内容】

平成23年 4月28日(木)

 伊勢赤十字病院救護班が、三重県支部第9班として東日本大震災の救護のため出発。 今回から新幹線を利用し陸路での移動となった。 第9班メンバーは医師1名、看護師長1名、看護師2名、主事(薬剤師・臨床心理士・診療放射線技師)3名・支部調整員(当院事務)1名の合計8名の体制で、この内看護師1名と主事(臨床心理士)1名の2名は本部の「心のケア班」としての活動となった。  17時17分石巻赤十字病院到着後、沖縄赤十字病院のチームから第7エリアでのエリア幹事の説明を受け、翌日より3日間第7エリア幹事を任される事となった。
18時よりの全体ミーティングにて石巻地区の現状を把握し、パジェロ・救急車に必要物品を積み込んだ。

平成23年 4月29日(金)

午前中は沖縄赤十字病院の方たちと引継ぎを主に行ないながら第7エリアの状況把握等を行い、12時半頃に沖縄赤十字病院の方々をお見送りした。 13時30分より北多摩医師会・岡山医師会のチームを巡回診療、救護所診療に分け14時より午後の診療を開始。
医師・看護師長は各医療チーム・ボランティアなどの調整・救護所と本部との調整に追われる。 薬剤師はエリア幹事薬剤師、看護師・主事もエリア幹事としての役割を行なった。 本日より日赤三重無線奉仕団の方々(3名)も帯同していただき、受付前の患者誘導等を行っていただいた。 心のケア班は全体ミーティング後に合流した。

平成23年 4月30日(土)

12時半までは前日の活動と同じであったが、午後より大分赤十字病院のチームが合流。 避難所の中でネフライザーが必要な小児の患者がいるということで主事の一人が石巻赤十字病院まで取りに行く。 また、整形外科医の要望でテーピング用のテープ等複数の要求物品が発生したため全体ミーティング時に主事が石巻赤十字病院の倉庫に探しに行くが見つからず、要望保留とした。
全体ミーティング参加者以外は、今回の任務の1つである救護トラック中の物品の種類と数量、期限について18時~20時までチェックを行なった。
全体ミーティング参加者・心のケア班も18時30分ごろ合流し、作業を行なった。

平成23年 5月1日(日)

13時までエリア幹事を行ないながら、次の大分赤十字病院の方々へ引継ぎを行なう。
14時10分災害対策本部に帰還報告をし、仙台へ移動。
18時に日本赤十字社宮城県支部(仙台)にパジェロ・救急車を預かっていただいた。

平成23年 5月2日(月)

往路と同様に仙台より新幹線・近鉄電車にて帰院。

【まとめ】

第9班はエリア幹事という活動であったため、様々な調整役、問い合わせ等を主に行なった。
今後予想されている東海・東南海地震が発生した場合の事を考えると、今回経験した問い合わせや調整が災害想定や訓練に活かせるのではないかと思います。 特に救援物資等の保管場所、整理方法等は新病院移転時に明確にしておく必要があると思いました。 もう検討されているのであれば良いのですが、されていないのであれば是非ご検討をお願い致します。 (石巻赤十字病院は大きな倉庫が2箇所に分かれて設置されていました)

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