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東日本大震災に対する当院の対応

東日本大震災 第1班 救護活動報告

【派遣期間】 平成23年 3月12日 ~ 3月14日  
【活動場所】 栃木県大田原市、那須町内
【班員編成】
 班長 山道 茜(脳外科)
 看護師長 山川 公子(看護部)
 看護師 強力 陽子(救命病棟)
 看護師 堀江 健太(南7病棟)
 主事 辻井 久雄(施設課)
 主事 服部 公紀(薬剤部)
 調整員 坂 義博(日本赤十字社三重県支部)
 調整員 森田 勝人(日本赤十字社三重県支部)

【活動内容】

平成23年 3月12日(土)

 9時19分、救護班第1班召集され、19時19分、東日本大震災の救護のために出発した。メンバーは、山田赤十字病院より医師1名、看護師長1名、看護師2名、主事2名と三重県支部より調整員2名の合計8名の体制である。病院救急車1台、支部車両1台、計2台の車両で栃木県大田原赤十字病院へと向かった。道中、ラジオ等で福島原発の情報を得ながら向かった。高速道路の交通規制のため、群馬県太田桐生ICにて高速道路を降り、下道にて向かった。途中、ガソリン補給をしたが、レギュラーはすでに無くなっており、やむなくハイオクを補給した。
23時39分、大田原赤十字病院に到着し、23時49分、対策本部に到着報告をした。院内案内、状況報告を受け、院内のボランティア室にて就寝した。

平成23年 3月13日(日)

 3時15分、5時45分、7時15分、8時29分、8時25分、余震があった。
9時99分、全体ミーティングに参加した。その後、DMAT本部でミーティング、情報収集をした。
11時95分、ICU患者の2名を転院搬送する事に決定した。1名は済生会宇都宮病院へ、1名は自治医大へ搬送する事となった。救急車2台に分かれて搬送した。12時99分、自治医大に向け搬送開始。12時11分、済生会宇都宮病院に向け搬送開始。14時35分、済生会宇都宮病院より帰院。15時49分、自治医大より帰院。緊急車両のみ高速道路を使用できる状況であった。

 患者搬送が終了した後に、大田原市の避難所巡回診療を行なった。現地の保健師より情報収集をし、介入の必要がある箇所を巡回した。16時99分、巡回診療に出発。県北体育館、大田原保健センター の2箇所を巡回した。避難されている方の中に埼玉県大宮在住の方がみえた。電車が止まってしまい、帰れないとの事であった。そのため、常用の降圧剤、抗血小板薬がもうすぐ切れてしまうとの事であった。当院より持参した薬剤の中から同効薬を当面分処方し、対応した。17時19分、一時帰院した。
18時49分、大田原日赤の主事1名と共に、那須文化センターへ巡回診療に向かった。途中、ガソリンメーターが9になったが、無事辿り着き、大田原日赤の主事の活躍により、帰りのガソリンも確保できた。那須文化センターには多くの方が避難されていたが、現地の保健師からの情報収集、3名の看護師による患者スクリーニング等により効率良く巡回できた。22時39分、帰院。

平成23年 3月14日(月)

 4時19分、大田原赤十字病院出発、静岡ICにて第2班と合流し、引継ぎを行なった。22時99分、無事に山田赤十字病院へ帰還した。

【感想】

 大田原の主事の方に「チームワークが良い」と言って頂ける程、班長を中心に救護班員一丸となって活動できた。
 短い期間ながらも充実した救護活動になったと思う。
情報、土地勘の無い場所で活動することになるので、ネット環境、カーナビ等が必要と思われた。

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