栄養課は、一人ひとりの栄養状態を把握し、病態に合わせた、満足度の高い食事を、安心・安全でかつ
美味しく提供できるように努めています。 また、患者さん自身が病態に応じた食生活を実践できるように栄養指導を行っています。
課長
管理栄養士:10名
調理師:3名
調理員:1名
業務委託会社:日清医療食品株式会社
医師をはじめメディカルスタッフが協力しチームで回診・カンファレンスを行い、臨床支援をしています。
栄養サポートチーム(NST) 令和4年度1,986件
摂食・嚥下チーム
褥瘡回診チーム
糖尿病教育入院
糖尿病透析予防
心不全チーム
脳卒中チーム
骨折リエゾンサービス(FLS)チーム
がんサポートチーム
造血幹細胞移植チーム
CKD(慢性腎臓病)チーム
チームおかげ(糖尿病ケア)
令和6年1月現在
認定・専門資格 | 取得人数 |
病態栄養認定管理栄養士 | 3名 |
栄養サポートチーム専門療法士 | 3名 |
がん病態栄養専門管理栄養士 | 1名 |
日本糖尿病療養指導士 | 6名 |
地域糖尿病療養指導士 | 1名 |
日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士 | 1名 |
健康食品管理士 | 1名 |
医療薬膳師 | 1名 |
「栄養管理にかかわる臨床実地修練」終了 ※栄養サポートチーム専任業務必須 |
8名 |
「特定保健指導実施者育成研修」終了 | 1名 |
個人栄養指導
主治医の指示の下、一人ひとりの生活習慣に合わせた栄養指導を行います。
指導内容は、慢性疾患(糖尿病、腎臓病、肝臓病、心臓病、呼吸器疾患など)の食事療法、術後の食事などで、食生活の改善・継続に向けて支援しています。
また、嚥下食の作り方や栄養補助食品の提案なども行っています。
外来では、診療の待ち時間を利用し栄養指導を受けて頂くことも可能です。 栄養指導を御希望の際は
主治医に御相談ください。(要予約)
日時 | 9:00~17:00 |
場所※ | 患者支援センター10番栄養指導室 |
所要時間 | 30分程度 |
※他、透析室、化学療法室でも実施しております。
日時 | 9:00~17:00 |
場所 | ベッドサイド |
所要時間 | 30分程度 |
集団栄養指導
減塩教室、糖尿病教室等での講師も行っています。
食事療法の概要や再診のトピックスに加え、ご家庭で作って頂けるレシピの提案も行っています。
(要予約)
入院中の栄養管理
入院時には主治医指示の下、他部門と協力し、栄養管理計画書を作成しています。 計画書に沿って、
一人ひとりの栄養状態の把握・評価を行い、栄養状態維持・改善のための栄養療法の提案や介入を行って
います。
入院中の食事は治療の一環として提供されますが、患者さんの楽しみの一つでもあります。 そのため、食事の質の向上とサービスの改善を目指し、管理栄養士・調理師・委託業者が日々話し合い、献立作成と調理を行っています。 年数回のアンケート調査も実施し、結果を食事に反映するように取り組んでいます。季節の行事にあった食事やお誕生日のお祝いは患者さんに喜ばれています。 また、チーム医療の一環として、嚥下食や栄養補助食品、経管栄養等の検討も積極的に行っています。
季節の行事にあった食事:お正月おせち料理 | クリスマス |
天巻き | 産科お祝い膳 |
ひなまつり | お誕生日ケーキ |
調理システム
平成24年1月の病院移転と同時に、最新の調理法であるニュークックチルシステムを導入しました。
衛生面に配慮した調理方法で、徹底した温度管理のもと調理されます。 加熱調理したものを直ちにチルド状態(3℃以下)に冷却し、そのまま保存します。
チルドのまま盛りつけ、トレイにセットしてから再加熱カート(配膳車)に入れて再加熱します。 このシステムが導入され、温かい料理は温かく、冷たい料理は冷たい状態で提供しています。
本院の方針である地域完結型医療の遂行を目指し、平成24年4月より本院の管理栄養士が個人医院・診療所に出向き栄養指導を行う取り組みを行っています。
また、入院医療機関と転院先や退院先の介護施設、在宅担当医療機関との切れ目ない栄養連携を図る
ため、伊勢地区在宅医療・介護連携支援センター「つながり」の取り組みとして、地域の病院や施設等と
相談し、施設共通の書式の栄養情報提供書を作成しました。栄養管理に留意が必要な患者について、入院中の栄養管理等に関する情報を保険医療機関や在宅担当医療機関、介護施設等に適宜提供しています。
やまだ糖友会
糖尿病患者と当院スタッフで年数回、ウォークラリーや医師会主催の糖尿病市民公開講座に参加して
います。
赤十字健康大学
地域住民に向けた当院の医師からの講義に加え、関連した栄養や食事について最近のトピックスを交え、
わかりやすく説明しています。