大規模災害救護訓練
今回の訓練は、南海トラフ巨大地震が発生したという想定の内閣府広域搬送訓練(下記参照)に合わせて実施しました。多数傷病者の受け入れ訓練と広域搬送患者を伊勢志摩広域防災拠点臨時医療施設(SCU)へドクターヘリにて搬送する訓練を行いました。
院内の災害対策本部では、被害状況把握、情報収集・整理、関係機関との連絡調整等にあたり、効率的な災害医療のための司令塔として機能しました。
正面玄関前では傷病の緊急性・重症度を分類するトリアージを実施。傷病者はタグの色(緑・黄・赤・黒)によって分けられます
緑タグは歩行可能な軽症を示します | 黄タグは生命には危険がない傷病者 を示します |
赤タグは一刻も早く応急処置が必要 な傷病者を示します |
内閣府広域搬送訓練
8月31日(土)7:00南海トラフ大地震発生を想定した広域医療搬送訓練を行いました
病院内災害対策本部の私達はすぐに厚生労働省医政局DMATより待機養成の依頼のメールが送られてきました。
このメールの受信後、直ちに出動できる態勢を整え、8:57分、病院長の出動命令にて、伊勢志摩広域防災拠点(伊勢市サンアリーナ付近)でのscu(ステージングケアユニット)を立ち上げ、栃木、茨城、神奈川DMATと協働し、35人程の患者の治療、広域搬送の訓練行いました。当訓練は伊勢志摩地域での初の訓練であり、実際の想定に近い形での訓練が行われたことで、具体的なイメージができたとともに、
様々な課題も発見することができました。
病院内災害対策本部 | DMAT本部 | 関東から搬送された患者の引き継ぎ |