職場復帰プログラム 頭頸部・耳鼻咽喉科
基本体制
1)職場復帰当初は、本人の勤務可能状況に勘案して勤務体制を決定する。
2)外来業務中心のプログラム、または手術業務中心のプログラムを本人の希望に沿って選択する。
3)外来業務においては診療日数を必要最小限とし、更に代診可能な状況にすることで、患者の不利益・不満に配慮する。
4)手術業務においては、体力的負担に配慮する一方で、技術習得・向学心維持にも配慮した症例を選別する。
5)入院受け持ち患者数は可能な範囲とするが、夜間・休日の対応を免除する。
6)日当直及び勤務時間内の救急外来業務は免除する。
7)学会活動には特段の制限を設けない。
具体的な復帰方法
1)復帰当初の外来業務は週1日の初診患者診察を2人体制で、再来患者診察は週1日午前のみから再開する。
2)手術業務では、基本的に下咽頭癌手術などの長時間手術、心肺機能など麻酔リスクの高い手術、気道関連トラブルが危惧される症例は免除する一方で、鼻内手術・頸部手術・中耳手術など技術取得すべき症例を担当する。
3)入院患者受け持ちにおいては本人の許容範囲に沿うが、終末期患者・急変が危惧される症例は免除する。
4)入院受け持ち患者における夜間・休日の対応は科内の当番医が担当する。
5)復帰後2年目からは外来診察日を週3日とする。
6)復帰後2年目からは手術症例における制約を解除するが、本人の状況に柔軟に対応できる形とする。
最終更新:令和5年9月