DEXA法(二重エネルギーX線吸収測定法 DXA法とも言います)にて測定します。DEXA法とは、二種類のエネルギーのX線を照射し、骨による吸収の差を利用して、骨塩量を測定します。測定値の正確さと、再現性が良いという特徴が有ります。
測定部位として腰椎、大腿骨近位部等、 骨祖鬆症(こつそしょうしょう)が原因で、骨折しやすい部分の骨密度を測定することが出来ます。
この骨粗鬆症は、ほとんど自覚症状が無いために、気付かないうちに症状が進み、何かの拍子に骨折して、初めて診断されることがほとんどです。しかし、ある程度のレベルまでいったん下がってしまった骨塩量を、再び元のように増やすのは不可能です。
ある年齢になったら、健康のバロメータの1つとして骨塩量を測定して、予防に心がけましょう。
骨粗鬆症になる可能性の高い人
・閉経を迎えた人
・骨が細く、きゃしゃな体つきの人
・遺伝的な体質のある人
・無理なダイエットをしている人
・偏食が多い人
骨粗鬆症予防のポイント
・十分なカルシウムをとりましょう(通常成人で1日600mg必要とされています)。吸収率がもっとも高いのは乳製品です。カルシウムをとると同時にビタミンDとたんぱく質もとりましょう。
・運動によって骨塩量が増えると言われています。適度の運動をしましょう。
・適度な日光浴をしましょう(ビタミンDが皮膚で合成されます)。
装置(2012年1月)
GEヘルスケア・ジャパン社製 PRODIGY: 1台