NSTはNutrition Support Team、栄義サポートチームの略で、栄養管理を介して病気を少しでも良くなる方向へ向けていこうとする活動です。
欧米では1970年頃より栄養管理の重要性が高まり、NSTを専門で行うチームが病院に存在しております。栄養が不足されている患者さんでは、感染症になりやすく、創傷の治癒が遅くなることは種々の研究から明らかにされております。
1996年米国の報告では、高齢者に適切な栄養管理がなされれば、7年間で1,500億円もの医療費が削減できると言われております。日本も高齢化社会を突き進んでおり、また現代社会は何かにつけ、個性が重視され多種多様なニーズに対応することが求められております。
医療の現場でもその傾向は高まっており、山田赤十字病院でもそのような状況を踏まえ、個々の患者の栄養状態に注意し、少しでも早く元の疾患から開放され自宅への退院ができるようにNST活動をしております。
医師・ナース・薬剤師・栄養士・検査技師・事務が一体となり取り組んでおり、各病棟にもリンクナースとして栄養管理にかかわれる看護師を配置するようにしております。
入院された際には、気軽にリンクナースに栄養のことについて相談してみて下さい。栄養管理には色々な考えがあり、チームとして活動しておりますので、栄養士などと検討の上、対応させていただきます。
山田赤十字病院では、地域の医療関係者の皆様にも講演会のご案内をしております。
去る6月16日(士)「一般病棟での緩和医療を考える一在宅ケアとの連携−」というテーマで、講師に東札幌病院理事 石垣靖子先生をお迎えし、いせトピアで講演会を行いました。
当院の職員のほか、地域の医療関係者の方々にも多数ご参加いただき、緩和医療の理念について学ぶと共に、在宅ケアに必要な地域連携の充実の必要性について考える機会を持つことができました。
講演会後のアンケートからは、「石垣先生のお話から、『患者さんの立場に立って患者さんの思いを感じ、患者さんに寄り添うことの大切さ』を改めて感じることができました。」という声も聞かれました。
この講演会を通じて、さらに地域連携を強化し、よりよい医療を提供できるようこれからも努力していきたいと思います。
Q・・・ | 総合病院で受診しようとすると、専門診療科がたくさんあり、どの科を受診するのか迷ってしまいます。どうやって診療科を選べばいいですか? |
A・・・ | まずは、かかりつけ医の開業医を受診し、ご紹介状を持って受診していただくとスムーズに各専門科の診療を受けていただけます。 直接受診される場合、当院では平日8:30から12:00まで初診受付カウンター付近に看護師が常駐し、診療科をお選びいただくお手伝いをしていますので、迷われた時はご相談下さい。 |
どの科を受診すればよいのかわかりません・・・
将来、山田赤十字病院で看護職として活躍される人材の確保を目的として、看護師、助産師、保健師の養成施設の看護大学、短期大学、看護専門学校に在学する看護学生の皆さんを対象とした奨学金制度を整えています。ぜひご利用いただきますようにご案内申し上げます。
詳細は総務課(代表:0596−28−2171 内線2384)にお問い合わせ下さい。
(日時については変更する場合がありますのでご確認下さい)
看護師・助産師を募集しています
●下記にお問い合わせ下さい
山田赤十字病院 総務課 電話 0596−28−2171(代表) 内線(2384)
(祝祭日・休日を除く 月〜金 8:30〜17:10)
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