dERU(国内型緊急仮設診療所)を整備しました。
日本赤十字社 三重県支部
dERUは、災害発生直後での医療救護活動や避難所での生活が長期に及ぶ被災者に対する診療活動を行う為に必要な医療品、外科用具などの医療セットのほか、大型エアーテント (9メートル×9メートル) 1張、診察台、簡易ベッド、担架、および通信機器を収納し、また、発電機、簡易浄水器と貯水タンク等の給水システム、簡易トイレおよび外部照明システムなども装備されコンテナに積載しております。3.5トンの4輪駆動のトラックにより、被災地への同ユニットの移動を可能にしています。
このユニットにより、被災地へ救護拠点を設営するとともに、装備された医療資機材により1日200人程度の軽傷中等症程度の傷病者に対して72時間の治療を可能としています。
3月23日には、県下各防災関係機関を対象としたdERUの展開式を山田赤十字病院で実施しました。展開式では、山田赤十字病院救護班による同ユニットの設営訓練が行われ、dERUの充実した災害資機材が紹介されました。
dERUは、山田赤十字病院に常置しており、今後は、同病院救護班によるdERU設営訓練を実施し、災害発災時に迅速な対応に務められるよう取り組んでまいります。