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東日本大震災に対する当院の対応

東日本大震災 第2班 救護活動報告

【派遣期間】 平成23年 3月14日~3月17日  
【活動場所】 宮城県石巻市内
【班員編成】
 班長 渡邊 文亮(胸部外科)
 看護師長 青木 悦子(南7病棟)
 看護師 森北 貴子(西4病棟)
 看護師 中西 望 (南4病棟)
 主事 山口 高雅(薬剤部)
 主事 中立 大樹(リハビリテーション科部)
 調整員 村木 春樹(日本赤十字社三重県支部)
神田 祐司(日本赤十字社三重県支部)
 調整員

【活動内容】

平成23年 3月14日(月)(晴れ)9:20病院出発

 第1班と当院での資器材の受け渡し、情報の引継ぎが出来ないため、現地へ向かいながら随時情報収集を行い、静岡県で資器材の受け渡しを行う。また各自十分な準備ができなかったため、静岡県で食料の調達や、石巻赤十字病院への補充用資器材の購入も行う。その後、関東を経由し宮城県へ向かうが23:40に埼玉県を走行中に原発不安定との情報より蓮田SAにて一時待機となり、翌日3時まで仮眠となる。

平成23年 3月15日(火)(雨)13:40石巻赤十字病院到着

 5:00蓮田インターを出発。トラブル等により到着が遅れる。現地はガス利用不可、電気、水道とも院内のみ利用可能、ガソリンは広範囲にわたり枯渇状態。通信は石巻から100km圏付近より携帯電話の接続、通話障害が始まり、仙台を越えてからは衛星電話、無線以外の通信は不可能となる。この状況は活動最終日まで継続。現地では近隣の病院はほぼ機能しておらず、病院は押し寄せる患者の対応と、未開拓地域の巡回により、現状を把握している段階で、手探り状態で業務体系の確立を行っていた。産科も、すべて石巻赤十字に集中している様子であった。到着直後、産科診療の補助(助産師)とトリアージ区域で活動を行う。夜間は19時過ぎから翌朝9時過ぎまで黄色エリアでの活動となる。黄色エリアでの活動は忙しいものとなり、常に患者が途切れない状態が続いた。

平成23年 3月16日(水)(雪)午後より巡回診療。夜間は秋田に向け帰路を走行

 9:00はオフとなり、午後から住吉地区での巡回診療となる。13:30~消防本部、14:05~開北小学校、15:40~住吉小学校で診療。不眠、高血圧の症状が出ている被災者が多かった(総診療数11名)。巡回終了後は合同ミーティングで現地状況等を報告。報告終了後、18:45秋田へ出発。雪での悪路、吹雪等で秋田への到着は0:30過ぎとなる。

平成23年 3月17日(木)(晴れ)秋田から21:00帰院

 10:10秋田県支部への申し送り、荷物の整理確認等を行い、その後、飛行機で羽田へ。そして、新幹線、近鉄と乗り継ぎ21:00帰院。院長へ帰院報告行い活動終了。

【感想】

 初めての実践であった班員構成であり、実践の厳しさを経験した。今回の経験を今後に生かしたい。

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